第2回 佐々木久郎教授インタビュー

地下の世界を再現する PVT実験装置

6.2MB, 1′28”

佐々木教授:鉱物エネルギー資源というのは、地下深く存在します。特に石油とかは5000メートルとか6000メートルとか地下深くから採取することになっていますけども、そういう地下の最も深い領域で、どんな流体の挙動を示しているのか、あるいは、岩石の挙動はどういうものなのかを、そういうものは今こそ実は科学技術のそういう焦点をそういう地下の世界に当てるべき時期に来ていると思います。ただし、そういうところは高圧で高温であるという条件が揃っていますので、特別な実験装置が必要です。
 
この装置はPVTという装置で、Pressure(圧力), Volume(体積), Temperature(温度)この3つをコントロールして地下の世界を再現するための装置です。この装置は日本に3台ありますが、大学では九州大学のみが有しています。特にこの中に、こういう圧力セルの中に原油だとか、CO2ガス、それから岩石だとか、それらの3つを入れてどういう状態になって、どういう状態が生じるのか実験することになります。

重質油にCO2が溶け込む条件を調べる

7.4MB, 1′54”

佐々木教授:これは、もう圧力を落としているのですけども、この中に重質原油を入れて、高圧のCO2下で何がおこるか?重質原油にCO2が溶け込むわけですね、そういう溶け込む条件を、これで観察しています。とくに原油はCO2を溶解するとスウェリング(膨張)というのをおこしてくるので、スウェリングがどういう量になっているのか(どれくらい膨張するのか)ということをこれで観察しながら測定していきます。

ガス化の現象を見る 石炭の超高速加熱

0.7MB, 0′10”

佐々木教授:石炭を超高速加熱して、石炭がどうなっているかという実験です。これは石炭がガス化している状態なんですね。瞬間的に1000度位になっています。産業用のレーザー使って、高速加熱しています。この中のガス雰囲気をCO2リッチな雰囲気にして、瞬間的に加熱します。空気雰囲気下でやれば燃焼になるし、CO2雰囲気化でするとCOが発生するガス化になります。