第1回 深井潤教授インタビュー

「虫の目と鳥の目」を持つ

-先生、それでは最後に、これから工学を学ぼうと考えている学生さん、若い人達にメッセージを頂けますでしょうか。

5.9MB, 2’49”

深井教授:工学は非常に広い分野なので、個々にどうのこうのというのは難しい話ですが、一般的な話としまして、細かい研究も出来る、そういうこととあと、そういう面だけじゃなくてあと広い面からも見れると。良く言いますのは、「虫の目と鳥の目」を持つというそういう風な言葉で、すなわちちょっと実際の本当の意味とは違うとかもしれないですけど、「虫の目」というのは、私の解釈でいえば、大学の研究室の中でやっているような非常に精密な、詳細な検討。だけど、工学研究の実際のことを考えますと、それだけではなく、その「鳥の目」ですね、広い目で研究全体を見ると。例えば、エネルギーですと、エネルギーの個々の話をするというのは大学で優れた先生がいっぱいいらっしゃると思います。大学ではそういうことをもちろん身につけていって欲しいのですけども、じゃあ、どの部分を改良すれば最も省エネルギーにつながるだとか、エネルギーの利用を減らすということが出来るか、そういうのはやはりある程度広い目を持っていないと出来ないことです。で、これを中々、大学で身につけるということは非常に難しいと思うのですけども、今現在やっております新炭素資源グローバルCOEなんかですと、企業の方などもいろいろ来て話をされますので、そういう風な企業の方の目からの話もいろいろ聞いて、そういう風な「鳥の目」を少しでも養って頂ければと思います。
専門的な知識ももちろん大学で身につけて社会に役立てると、大学の役目はそういう風なものですから。それだけではなく、もっと広い目も持って頂きたいとそういう風に考えています。

-先生、どうもありがとうございました。